こんばんは!しろろです。

新入社員は導入研修でビジネススキルを学びます。その際にメールの話があると思います。

その内容は社外向けで、身近な上司や同僚に送るには堅苦しいです。

今回は同じ組織で働くメンバーへ連絡する際の文章構成をお伝えします。

下手なメールやチャットとは?

相手に意向が伝わらない文章です。悪い例として、入社1年目の頃に書いたチャットを紹介します。

購入した実験機器をセットアップ中に、不具合が出たと業者から連絡がありました。

上記の件を中間管理職に伝えると、「社内での意見をまとめないといけないから、上司に連絡してくれ」と依頼されました。

その際に、不具合の内容や業者の対応について、下記のようなチャットを送りました。

合計で460字です。原稿用紙1枚分よりも長い文章が送られてきたら、読む気が失せます。

中間管理職の発言は、上司に対応を考えてもらうのではなく、現状(解決策など)の伝達を意図してたようです。上司の立場を考えれば、トラブルの詳細は不要で、対応策が必要でした。

悪い例では、相手のことを考えた文章になっていないです。

必要な情報の取捨選択をすれば、上手な文章になります。

伝わる文章構成

下記3点を1文ずつまとめ、相手に連絡します。

  1. 何の連絡か(相談?伝達?)
  2. 結論(現状を伝える)
  3. 相手に求めるアクション(Yes/Noクエスチョン)

<例>

  1. 外部研修のご相談です。
  2. 12/2に1日研修へ参加したいと考えています。
  3. 上記日程の業務を調整いただけますでしょうか。

1.何の連絡か(相談?伝達?)

ここで受け手と送り手の認識(対象や経緯など)を揃えます。先程の悪い例では、相談したい旨を伝えていますが、文章が長くて分かりにくいです。短くまとめましょう。

「いつもお世話になっています。」「お疲れ様です。」は不要です。社内でのやり取りなら、仕事のスピードを上げるために省きます(相手によっては、上記があった方がいい人がいます。相手のメールでどちらのタイプか判断していただきたいです。)。

2.結論

現状を端的に伝えます。詳細を加えたくなる方がいらっしゃると思います。詳細は相手に聞かれてから答えます。

最初から情報量が多いと、その途中で疑問が生じ、話が進まなくなります。

どうしても詳細を伝えたい場合は、3.相手に求めるアクションの後に下記を追加します。

以下詳細です。

①に~~

②に~~

③に~~

3.相手に求めるアクション(Yes/Noクエスチョン)

課題解決に必要で、相手にやってほしいアクションを書きます。「相談の時間がほしい」だと表現が揺らぐので、「実験室でデータを一緒に確認してほしい」のようにクローズドの質問をします。

メールやチャットの返信がすぐに来ない時は、このアクションが抜けている可能性があります。

構成を修正すると、悪い例は下記のように変わります。

簡潔で伝わりやすい内容になりました。

文章構成を変えてみて…

相手に想定通りのアクションをしていただけるようになりました。

意識しないと長文になってしまうので、いつか意識しなくても分かりやすいメール&チャットを送れるようになります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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