こんにちは、しろろです。
会議中、質問やコメントを全くしない人がいませんか。発言しない人が、具体的な解決策をもっている場合があります。
今回は、話さない人の意見を聞き出す方法をご紹介します。
ソーシャルスタイルで、発言するタイプ・発言しないタイプが分かる
ソーシャルスタイルとアメリカの心理学者であるデビット・メリル氏が提唱したコミュニケーション理論です。
人は4つのタイプに分類されます。ワンピースのキャラクターを例に挙げると、下記のように分けられます。
詳細は下記投稿でご確認をお願いします。
発言する/しないは、自己主張の強さで決まります。エミアブル・アナリティカルの人は、エクスプレッシブ・ドライバーよりも自己主張が弱いです。後者に比べ、前者は発言しない傾向があります。
エミアブル・アナリティカルは何も言わなくても、意見を持っている場合があります。彼らの意見を聞き出す方法を紹介します。
【エミアブル】心理的な敷居を下げる
エミアブルが発言しない理由は、他者の気持ちを考えてしまうからです。
例えば、「来週はA案で仕事をします。」と発言した時に、相手から「B案がいいに決まってるじゃん。」と否定される場合です。
エミアブルは人と揉めることが苦手なので、相手の意見に合わせます。彼らの意見を引き出すには、下記に注意しましょう。
全肯定の環境を作る
肯定してもらえると分かれば、エミアブルは意見を言いやすくなります。否定が入ると、他のソーシャルスタイルでも話しづらいので、誰と話す時にも全肯定が大事です。
特にドライバーは、エミアブルの話を途中で断ち切る傾向があります。ドライバーは早く結論が知りたいのに、エミアブルの話は結論までが長くなりがちだからです。
エミアブルは他者を気遣いながら話をしています。端的な答えになっていなくても、辛抱強く話を聞いてほしいです。ドライバーは、下記投稿の内容を意識すると、エミアブルの話し方が分かると思います。
「〇〇さんはどう思いますか」と聞く
エミアブルの人に直接質問をしましょう。意見を求めれば、答えてくれるはずです。
直接聞いても発言してくれない場合は、会議後に意見を聞けば答えてくれます。他の参加者に気を遣って、その場で話せなかった可能性があるからです。
心理的な敷居を下げることで、エミアブルの主張を聞き出せます。
【アナリティカル】正解を出す敷居を下げる
アナリティカルが発言しない理由は、正解しか言いたくないからです。
アナリティカルは、成功を確信した時に動きます。情報が不足していると、解決策(仮)が合っても話しません。
会議資料を事前に渡す
アナリティカルが正解を出す時間を確保するためです。彼らは会議資料を先に見て、意見をまとめてから会議に参加します。
早めに会議で話す内容を伝えれば、アナリティカルのよく分析された結論を聞けるので、発表者にもメリットがあります。
「想定課題があるとすれば何でしょうか」と聞く
想定課題として確認すると、アナリティカルは話しやすくなります。現状では正解ではなく、手前の段階(想定課題・仮の解決策)を話せばよいからです。
求める答えの敷居を下げることで、アナリティカルの意見を聞き出しましょう。
ソーシャルスタイルに合わせた対応をすることで、普段は発言しない人からも主張を引き出すことできます。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。