こんばんは、しろろです。
仕事が上手くいかず、自分を責めて辛い気持ちになりますか。また、人からどのように思われるかを気にして、動けない場合がありますか。これらは偏った思い込みが原因で起きている可能性があります。
この原因は、メタ思考で解決できます。メタ思考とは、自分の行動や考え方を客観的にみることです。メタ思考により視野が広がると、自分の個性を生かして自由に活動できます。
今回は下記の本から、「人生を上手く生きるための思考法」をお伝えします。
- 書籍:メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける
- 著者:澤 円
- 出版社:大和書房
- 定価:1760円(税込)
「自分の役割」と「自分の人生」を分けて考える
自分にはあらゆる側面があり、そのうち1つが上手くいかなくても、自身の本質に問題はありません。
私たちは、会社で働く自分以外に、趣味のコミュニティにいる自分、家族の一員である自分、友人を一緒にいる自分など、様々な場所に属しています。各々の場所に、自分の分身(私という機能の一部)を提供します。
仕事中の自分は、自分の人生とは別です。しかし、「仕事ができない自分」と「自分のアイデンティティ」を多くの人が同一視して、辛い思いをしています。
1つの仕事に注力するのではなく、副業などをすることで、メンタルが安定します。1個うまくいかなくても、他の仕事があるので、落ち込みにくくなるからです。
「自分の役割」は自身の分身であり、私の全てではないことを覚えていただきたいです。
視野を広げ、思い込みから脱出する
先入観からぬけ出せず、辛い思いをしている場合があります。偏った見方から自由になる考え方をご紹介します。
「失敗」はない。「予想と現実に違っていた」だけ。
小柳津 篤さん(日本マイクロソフト株式会社 エグゼクティブアドバイザー)は、「今まで失敗したことがない。」と、著者に話しました。「そもそも失敗はなく、予想と現実が違っていただけなので、やり方を変えて対処すればよい」と、考えているそうです。
行動と修正を繰り返すことで、予想が現実になるのです。
変化を恐れない
新しいこと(ボランティアへの参加など)に挑戦できないと思うのは、思い込みにすぎないです。人は現状維持バイアスをもつため、変化を恐れる傾向があります。
情報収集をすれば、恐れを無くせます。会社の活動を95%、会社外の活動を5%で行動すればよいでしょう。「時間が無い。」は、思い込みです。スケジュールを確認すると、5%の時間は確保できると思います。会社外の活動が0%だと、何も変化しないので視野は広がりません。少しでも時間を確保できれば、自身の幅を広げられます。
「相手」と「自分」は違うことを意識する
相手が期待通りに動いてくれない場合、怒りを覚えたり、相手を無理やりコントロールしようとしていませんか。「自分の想像通りに、相手は動かない」と、考えましょう。
例えば、マネージャーに「いつでも相談してね。」と言われたとします。ある時、マネージャーに相談したくて面談をお願いしたところ、全く日程が合いませんでした。
「いつでも相談してって言ってたのに、避けられている。」と、決めつけない方がいいです。相手は予定が埋まっていて時間が取れない可能性もあるからです。1つの答えに決めつけず、「業務が多い時期だから時間が取れないのだろう。」と視野を広げて考えます。
「相手」と「自分」で考え方が違うと頭に入れておけば、怒らないで相手とコミュニケーションをできると思います。
下記記事で、イライラしないための心構えを紹介しています。皆様のお役に立てるかもしれないので、ぜひご覧ください。
内側から自分・相手を見るのではなく、外側から自分を・相手を見ることが大切だと分かり勉強になりました。俯瞰して物事を捉えられるようになれればと思います。
本日もありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。