こんにちは、しろろです。

みなさんはタスクをこなす時、どんなことを考えていますか?

「自分にとっての100点を目指します。」、「スピード優先で、最低限の内容でタスクを終えます。」など様々なご意見があると思います。

このような意見のうち、『完璧を目指して仕事をする』場合は注意が必要です。成長スピードがゆっくりになるからです。逆に『必要最小限の仕事をする』場合は、成長スピードが速くなります。

今回は、完璧主義と適当主義で成長スピードに差が出る理由を解説します。

完璧主義は、仕事にかける時間が長い

完璧主義者は、100%の仕事をするため多くの時間を割きます。

「仕事の完成度」と「時間」の関係を下記の図で表します。0%での立ち上がりは早いですが、100%に近づくほど変化が緩やかだと分かります。使用した時間の割に、終盤は仕事の完成度が上がらないのです。

100%付近の作業内容は、資料作成だと「文字の色・フォントの大きさを変える」などが想定されます。資料が見やすくなると思いますが、資料の質(提案内容など)が上がりません。この作業はあってもなくても、仕事の結果にほとんど影響がないと考えられます。

適当主義は、仕事にかける時間が短い

適当主義者は、必要最低限の内容で仕事をこなします。今回の”適当”とは、「中途半端」ではなく、「ちょうど良い」という意味です。

“適当”な仕事は78%だと考えられています。「ユダヤの商法」で、78:22の法則が紹介されているからです。上記は、「世の中の全てが78:22になる」という内容です。例えば、下記のものがあります。

  • 人の体内の構成成分(水分:その他=78:22)
  • 空気の構成成分(窒素:その他=78:22)

有名なパレートの法則では、80:20と説明しています。この法則の元になっているのが、78:22 の法則です。

先ほどと同様に、「仕事の精度」と「時間」の関係を下記の図で表します。

前者に比べ、時間が1/4倍以下なので更なる仕事に挑戦できます。22分で1タスクが完了する場合、100分で4タスク以上も完了可能です。

処理する仕事が増えることで、その分の学びも多くなるので更に成長できます。

依頼者にとっての100%を目指そう

どんな仕事であっても、依頼者の要望に応えることが最も重要です。

私たちの仕事の完成度が、依頼者にとって120%や60%の場合があります。どのような仕事をすればよいのか、依頼者と明確に擦り合わせる必要があります。

また、仕事が進むにつれ状況が変わり、前提と異なるお願いをされる場合もあります。その対処法は、「仕事の完成度20%、50%、80%で依頼者に確認してもらう」です。

資料作成であれば、下記のイメージです。

20%:構成が決まった段階

50%:主要な情報を入れ終わった段階

80%:必要な情報を全て入れ、資料が完成した段階

細かく確認をすることで、状況変化に応じつつ、相手の需要を満たす仕事ができます。

本日もありがとうござきました!