こんばんは、しろろです。

今年もあと3日です。仕事納めをした方が多いでしょうか。この年末に疲れをとりたいですよね。

コタツでゴロゴロして疲れを取ろうとしていませんか?たくさん寝すぎると疲れるので、逆効果です。

実は日本人の8割は疲れているという報告があります。正しい休み方を知らない人が多いためだと考えられます。

今回は下記の本から、疲れをとって100%元気な自分になる方法をお伝えします!

どうして人間は疲れるの?

疲労とは、肉体的・精神的活動によって本来の活動能力より下がった状態です。活動能力の減少は、活性酸素により引き起こされます。

呼吸で取り込んだ酸素からエネルギーを作り出す際に、活性酸素も生み出します。激しい運動や精神的ストレスで多くのエネルギーを使うと、必要以上に活性酸素が発生します。活性酸素が体中の細胞を傷つけることで、細胞の機能が一時的に下がり、人の活動能力が低下してしまいます。

発熱や痛みと同じく、疲労は身体からの危険信号です。前者と異なり、やりがいや責任感で、疲労感はマスクできます。ただ、疲労を放っておくと、内分泌系・神経系・免疫系の不調を引き起こします。疲れを溜めず、元気な状態を維持する方法を次の章でご紹介します。

活動→疲労→休養→”活力”で100%以上の自分になる

私たちは活動→疲労→休養のサイクルで生活をしています。仕事や勉強し→疲れて→休むという流れです。

ただ、この休養でも50%までしか回復できていない状況です。

このサイクルに”活力”を加えて、活動→疲労→休養→”活力”の4ステップにします。休養だけでは不十分でも、活力をによりフル充電近くまで回復します。

“活力”は自分にポジティブな負荷をかけることです。疲れているけど多少は余裕がある時に軽い負荷をかけ、その後にしっかりと休養します。その結果、活動する時よりも体力がつき100%以上の自分になれます。

これは、スポーツでおなじみの「超回復理論」と同じ仕組みです。アスリートは、激しいトレーニングの後に必ず休養をとることで、パフォーマンスを向上させます。ビジネスパーソンにも取り入れてほしい理論です。

注意が必要な点は、疲れ切っている時に負荷をかけないことです。回復できていない状態で負荷をかけると、さらにパフォーマンスが下がってしまうからです。疲弊している時は、まずは疲労を0に近づけます。

「疲れは残っているけど何かをやりたい。」と感じた時に、小さい負荷をかけることから始めます。元の体力が10だとすると、負荷をかけて7-8になり、回復すると11になるイメージです。このサイクルを続けると、体力が11→12→…と向上します。

“活力”におすすめな負荷は下記のものです。

  • 自分で決めたもの(例:英会話)
  • 仕事に関係ないもの(例:DIY)
  • 自分が成長できるもの(例:資格の勉強)
  • 楽しむ余裕があるもの(例:ウォーキング)
  • 肉体的・精神的の両方に関わるもの(例:百名山を制覇する)

著者は、ポジティブな負荷かける休養の仕方を「攻めの休養」と呼んでいます。反対に、週末にゴロゴロして過ごす休み方は、「守りの休養」です。前者は積極的・主体的に休み、疲れにくい身体を作ります。次の章では、休養の7タイプを紹介します。

休養の7タイプを組み合わせて、疲労回復効果を最大化する

休養には下記7タイプがあります。これらを組み合わせることで、疲労回復効果が2倍、3倍と大きくなります。

  • 生理的休養
    • 休息タイプ(例:コタツでゴロゴロする)
    • 運動タイプ(例:ランニング)
    • 栄養タイプ(例:健康的な食事を食べる)
  • 心理的休養
    • 親交タイプ(例:友達や家族と話す)
    • 娯楽タイプ(例:クラシック音楽を聴く)
    • 造形・創造タイプ(例:マインドフルネス)
  • 社会的休養
    • 転換タイプ(例:旅行)

例えば、家族でハイキングに行く場合、下記のように休養が取れます。

  • たくさん歩く→運動タイプ
  • 栄養バランスのいいお弁当を食べる→栄養タイプ
  • 家族とお話しする→親交タイプ
  • 歌う→娯楽タイプ

最初から休養を組み合わせなくて差し支えないです。まずは一つずつやってみて、その後に組み合わせてみましょう。

また、休養はストレスにならない活動を選びます。相手がテニス、自分が手芸をしたい時は、無理に相手に合わせなくていいです。一緒に楽しめるものを選択するのも手です。

自分が楽しいと思える活動が、あなたにとって最大の休みになります。

この年末年始にしっかり休養をとり、1月から120%の自分で働きたいですね。最後まで投稿を読んでくださり、ありがとうございました。