こんにちは、しろろです。

突然ですが、あなたの上司を思い浮かべてみてください。その上司はどのような方でしょうか?

例えば、いつも怒っているけれど仕事が早い人、穏やかで丁寧に教えてくれる人など、様々な特徴があるかと思います。

どの上司にも好かれる部分と嫌われる部分があるのは事実です。しかし、部下から尊敬される上司には共通する特徴が存在します。

今回は、部下に一目置かれる存在を目指すために、上司として押さえるべき3つの行動についてご紹介します。

もし現在部下を持たない立場であっても、未来の自分のために読んでみてくださいね。

部下と一緒に考える

トラブルが発生した際、すぐに指示を出して解決を急ごうとしていませんか?

もちろん迅速な対応は重要ですが、部下の意見を取り入れる姿勢も同じくらい大切です。

上司が解決策をすべて決めてしまうと、部下は「自分の意見が通らない」と感じ、モチベーションが下がる可能性があります。一方、部下に考えさせることで成長を促し、上司自身の負担を減らすことも可能です。

しろろ

トラブルが起きた時、同僚が解決策を提案しても、上司はいつも自分の意見を通しました。

結果として、同僚は上司に自分の意見を伝えなくなりました。

しろろ

上司が思いつかないような解決策を部下が提案する可能性があるので、部下から意見が出ないことは組織にとってもったいないですよね…。

まずは部下に「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、意見が出ない場合は一緒に考える姿勢を示しましょう。

心理学の自己決定理論(Self-Determination Theory: SDT)によれば、人は自律的に意思決定できる環境にいると内発的な動機づけが高まることが分かっています。

自己決定理論に興味がある方は下記論文(有料)をご確認ください。

https://link.springer.com/book/10.1007/978-1-4899-2271-7

部下の成長とモチベーション向上のために、部下と一緒に考えるようにしましょう。

部下に感謝する

あなたは「ありがとう」という感謝の言葉を部下に伝えていますか?

部下は上司の感謝の姿勢をよく見ています。同僚から「私の上司はお礼を言わない」と不満を聞くことも珍しくありません。

感謝の言葉を伝えることで、部下との信頼関係を築き、職場環境をより良くすることができます。

研究によると、「人に感謝すること」は、自分自身の幸福感を高めるだけでなく、他者との良好な関係構築を促進する効果があることが分かっています。

この研究に興味がある方は、下記のreview論文(有料)をご確認ください。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0272735810000450?via%3Dihub

小さなことでも「当たり前」と思わず、心を込めて「ありがとう」を伝える習慣をつけましょう。

ちなみに、パナソニックの創業者「松下幸之助」氏のような成功者は、「感謝」だけでなく「謙虚」と「勤勉」も大切にしていました。その理由を以下の記事にまとめているので、ご興味あればご一読いただけますと幸いです。

部下を大切する

部下を仲間として尊重する姿勢は、部下からの信頼を得るために欠かせません。

部下に対する第三者からの批判に対して「彼は大切なメンバーだ」と断固とした態度で返すことで、部下は安心感を抱くでしょう。

ダメな例はこちらです。

別部署の第三者

部下の〇〇さんってこの会社に必要ないですよね?

上司

それは言えないな。何を言わそうとしてるの。

この会話を聞きくと、上司は〇〇さんを必要ないと思っているように感じませんか?必要だと思うなら「〇〇さんは大切な部下です」と、言えばいいだけなので。

部下を不安にさせるので、リーダーはこのような態度に気をつけましょう。

研究によると、リーダーが部下に対して敬意や配慮、透明性をもって接すると、部下からの信頼や尊敬が向上することが分かっています。興味のある方は下記リンクよりご確認ください。

https://psycnet.apa.org/record/2002-15406-001

どのような部下でも尊敬と配慮を持って接することで、より強固な信頼関係を築くことができます。

もし苦手な部下がいる場合は、あなたの上司や家族にこっそり話しましょう。同僚に話してはいけない理由は下記投稿で説明しています。

最後に

部下に尊敬される上司は下記のような行動をします。

  • 部下と一緒に考える
  • 部下に感謝する
  • 部下を尊敬する

まずはどれか一つでもぜひ今日から実践してみましょう。小さな行動の積み重ねが、信頼される上司への第一歩となります。

尊敬される上司についてさらに学びたい方は、以下の書籍がおすすめです。

求められているリーダー像・よい上司の判断基準などが書かれています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。