
しろろ
こんにちは、しろろです。
他者のミスを被った経験はありませんか?
上司にトラブル報告をする時、ミスした人の名前を出さないと、上司は報告者がミスをしたと判断することがあります。
失敗した人が近くいる場合、その名前を出して上司に報告しにくいですよね。ミスした人が嫌な気持ちになり、その後の作業を一緒にしにくくなるので。
同僚のミスを被った結果、どんな気持ちになりましたか?その影響が職場全体に広がった経験はありませんか?
その影響はあなた個人だけでなく、会社全体にも悪い影響を与える可能性があります。
本記事では、会社にとって悪い影響がある理由と、ミスの責任を押し付けられないようにする方法を解説します。
人のミスを被ると、会社の損失になる理由
理由1:あなたが働けなくなることで労働力を失うリスク
「ミスの責任は全てあなたにある」と言われたら辛いですよね。
この状態が続くと、心を病んで働けなくなるかもしれません。
よって、あなたという貴重な労働力を失う可能性があるので、会社にとってデメリットになります。
他者の責任を負わず、自分の役割のみを改善しましょう。
理由2:同僚との関係悪化がもたらす業務への影響
あなたはミスした人に対して悲しい気持ちになりますし、ミスした人はあなたに申し訳ない気持ちになるかもしれません。
心のわだかまりが大きくなると、相手とのコミュニケーションがとりにくくなります。
結果として、業務の効率が悪くなる可能性があるため、会社にとって悪い影響が出ます。
トラブル発生時に、お互いにきちんと話し合うことが大切です。
理由3:トラブルの再発による依頼者からの信頼を失う危険性
あなたがミスを被れば、間違えた人はラッキーだと思うかもしれません。
しかし、間違えた人がミスの原因を理解していない場合、再度同じミスをする可能性があります。
トラブルの再発は依頼者から信頼喪失に繋がるので、会社にとってデメリットになります。
ミスした人が同じ間違いをしないよう、上司から指導してもらいましょう。
責任を押し付けられないようにするための対策
1. ミス報告時のルールを決める
トラブル発生前に、ミス報告のルールを決めて上司・同僚に周知するとよいでしょう。
その場の判断ではなく、事前に決まったルールに従うことで、批判を受ける心配が減ります。
ルールを作る意義は以下の記事でご確認ください。
例えば、トラブル報告のルールは以下のように決めると責任転嫁されにくくなります。
- トラブルが起きた時の報告は〇〇さん(〇〇さんがいない場合は、現場で年次が高い人が対応する)
- 上司は関係者全員に個別でミスについて聞き取りをする
前者の対応で報告者がミスしたわけではないことになりますし、後者の対応で偏った意見で判断されなくなり一人が責任を被らなくて済むでしょう。
この方法の場合、あなたから上司にルール設定を提案する必要があります。
職場の環境的に、決まりを作ることが難しい場合は次の対策方法を実践いただければと思います。
2. ミスした人がいない場所で上司に報告する
トラブル発生時の状況を正しく伝えましょう。自分のミスした部分だけ、反省すればよいのです。
間違えた人がいない場所まで上司に来てもらえば、気兼ねなくミスの詳細を伝えられます。

部下
お忙しいところ恐れ入りますが、場所を変えて報告したいことがあります。

上司
分かりました。場所を変えましょう。
〜ミスした人がいない場所へ移動〜

上司
ここなら問題ないでしょう。
先ほどのトラブルについてですか?

部下
はい、そうです。
あのトラブルの原因は、モノの配置にミスがあったためです。
Aさんにモノの配置をお願いし、私は最終確認を実施しました。
最終確認が甘く、Aさんのミスに気づけなくて、申し訳ありませんでした。

上司
状況の共有をありがとうございます。
私からもAさんに指導をしておきますね。
上司が正しく状況を理解してくれれば、あなたの気持ちは晴れますし、上司から指導を受けたAさんは次からミスをしないようになるでしょう。
3. 上司よりも上の人に報告する
上司にトラブルの原因を伝えても「あなたが悪い」と言われてしまう可能性があるからです。

上司
あなたがミスに気付かなかったのが悪い。

部下
Aさんと私の2人でのミスなのに、私が全て悪いことになってる…。
私も悪いんだけども…。
話を聞いてくれない上司に何があったか伝えても意味がないので、さらに上の上司に報告しましょう。

しろろ
私自身、上司に責任を押し付けられた時、その上の上司に相談して救われました!
上の上司もダメな場合は、更に上の上司に相談すればOKです。
責任を押し付けられた時の注意点
職場の人(上司以外)に話すのはNG
別のトラブルを引き起こす原因になるかもしれないからです。
あなたが同僚にトラブルの件を話したとします。
その同僚が他の人に広めると「ミスした人=悪い人」となり、ミスした人が職場で働きにくくなります。
このような状況により、トラブルを起こした本人が心を病んでしまった場合、あなたは被害者から加害者になってしまいます。
同僚の愚痴を言いたくなっても、職場では上司だけに伝えましょう。
職場以外では、家族や友人に相談することで気持ちが軽くなるかもしれませんね。
以下の記事でも同様の内容を書いています。
まとめ
今回は、人のミスを被ることで会社が損をする理由を解説しました。
- あなたが働けなくなり、労働力を失う可能性がある
- あなたとミスした人の関係悪化により、仕事が円滑に進まなくなる可能性がある
- トラブルの再発により、依頼者からの信頼を失う可能性がある
あなたと会社のためにも、同僚のミスを被らないようにするには以下の方法を実践するとよいでしょう。上の項目から行い、ダメな場合は次の項目で対応していただければと思います。
- ミス報告時のルールを決める
- ミスした人がいない場所で上司に報告する
- 上司よりも上の人に報告する
責任を押し付けられた場合でも、職場の人(上司以外)に話すのは止めましょう。あなたの立場が悪くなる可能性があります。
最後に
トラブルを自分ごと化できる方、優しい方は、他者の責任を被ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、将来的にはミスを被った本人だけでなく、会社にも良くない影響が出ます。
上司には事実を伝え、自身が間違えた部分だけを反省すれば差し支えありません。
ただ、職場でトラブルが起きた時は反省するのではなく、〇〇を優先してほしい上司がいます。
以下の記事にまとめているのでご確認いただければと思います。
トラブル発生時の対応以外にも、ストレスを感じることは多々ありますよね。
ストレスが溜まってお辛い方は、以下の記事が役に立つと思います。
お仕事は辛いこともありますが、多様な人々と働くからこそ味わえる喜びもあると思うので、一緒に頑張りましょう!
この記事を通して、誰もが安心して働ける環境づくりを一緒に目指したいと思っています。
ミスの責任を押し付けられない職場環境が、みんなにとって働きやすく、喜びに満ちた場になります。
本記事を参考に、ぜひ職場での対応に役立てていただけますと幸いです。
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今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!