この記事で解決できるお悩み
  • 周囲の人との関係を良くするためには?
  • 育ちのいい人のふるまいって?
  • 育ちのいい人の話し方って?

しろろ

こんばんは、しろろです。

「あの人、素敵だな」「一緒にいると気持ちがいい」と感じる人には、共通点がありませんか?

それは、生まれ育った環境以上に、日々のふるまいや話し方に表れる「育ちの良さ」です。

特別なことのように感じるかもしれませんが、実は誰でも身につけられるスキルなんです。

「育ちがいい人」だけが知っていること』の著者、諏内えみ氏は「育ち」を変えることのメリットを以下のように考えています。

「育ち」が変われば、周りの評価や対応が変わり、それに伴い、ご縁が変わり、付き合う方が変わり、そしてあなたの人生も大きく変わります。

諏内えみ著『「育ちがいい人」だけが知っていること

本記事では『「育ちがいい人」だけが知っていること1から学び、実践して効果を感じた「育ち」のアップ術を、あなたの日常に取り入れやすい形でご紹介します。

今日から実践して、あなたの印象をグッと良くしていきましょう!

育ちがいい人の”ふるまい”

1. 礼儀のある振る舞い

相手の居心地が良くなるような行動をします。

自然なほほえみで接する

「真顔」と「笑顔」のちょうど間にある、口角を少しだけ上げた柔らかなほほえみは、相手の緊張を一瞬で和らげます。

例えば、初対面の人と会う時や、少し話しかけづらそうな相手に声をかける前に、スーッとこのほほえみを浮かべてみてください。

相手は「話しかけても大丈夫そう」と安心し、自然と会話が弾むきっかけになりますよ

しろろ

緊張している相手にさりげなく微笑むと、相手もリラックスして会話がしやすくなります。

目礼・会釈を忘れない

エレベーターやマンションの玄関など、顔見知りでない人ともすれ違う際、軽い挨拶や一礼をすることで、好感度がグッと上がります。

エレベーターの中、マンションの廊下、お店の入り口など、顔見知りでない人とすれ違う時、軽い目礼や会釈を心がけてみましょう。

深くお辞儀をする必要はありません。アイコンタクトを送りながら、軽く顎を引く程度で十分です。

たったこれだけですが、「この人、ちゃんとしているな」と良い印象を与え、思わぬところで仕事やプライベートの円滑なつながりを生むことがあります。

しろろ

挨拶だけしていた人と初めて仕事をする時、相手からの印象が良かったためスムーズに話が進みました。

2. 状況に応じた振る舞い

周りの人のことを考え、+αの行動をします。

ちょっとした心配りができるかどうかに、私たちの生き方や育ちが表れます。

洗面台使った後に周囲を拭く

洗面台を使用した後、周囲の水滴や髪の毛を拭くことで、次の利用者が快適に使えるようにしましょう。

これは、次にその場所を使う人への配慮であり、「その場をより良くする」という意識の表れです。

自分の使った洗面台だけでいいので、少しでもきれいにすると、周囲からの印象が良くなるでしょう。

しろろ

会社の先輩が洗面台を軽く拭く姿を見て、「次の使用者のことを考えられる素敵な人だ」と感じました。

他の人の椅子も直す

会議室を出る時、カフェで席を立つ時、自分の椅子だけでなく、出しっぱなしになっている隣の椅子もサッと直しましょう。

先ほどと同様に、他者への思いやりが溢れる行動ですね。

もちろん、無理に全部の椅子を直す必要はありませんが、移動中に目についた時にできる「+α」の行動は、あなたの印象を格上げしてくれます。

単なる整理整頓ではなく、次に使う人へのさりげない優しさなんですよ。

しろろ

整理整頓だけでなく、他の人の安全に配慮した行動だと思います。

エレベーターで同乗者に声をかけ

エレベーターに乗り合わせた時、「おはようございます」といった挨拶に加え、「何階ですか?」と声をかけて操作盤を押してあげましょう

これは、特にビジネスシーンで非常に有効です。相手は「気が利くな」と感じ、一瞬の交流がその後の関係性をスムーズにすることがあります。

しろろ

同乗者が会話しても良さそうな雰囲気の場合、天気や持ち物など軽い世間話を加えてみるのもおすすめです。

短い時間でも心が通じ合うことで、後々の仕事が驚くほどやりやすくなることがあります。

エレベータで話し合う上司と部下
エレベーターピッチのイラスト(男性)/引用元:いらすとや

育ちがいい人の”話し方”

言葉遣いもまた、育ちの良さを伝える重要な要素です。

対面・間接(メールやSNS)といったシーンごとに、相手への伝え方のポイントをご紹介します。

1. 対面でのコミュニケーション

自分の気持ちを的確に表現し、相手を気遣う言葉を選びましょう。

クッション言葉を活用する

「これをやってください」「それはできません」とストレートに言うと、相手にきつい印象を与えがちです。

そんな時こそ、魔法の言葉「クッション言葉」を挟んでみましょう。

お願いごとをする時

  • 「恐れ入りますが、こちらの資料をご確認いただけますでしょうか?」
  • 「お忙しいところ申し訳ございませんが、ご相談したいことがございまして。」

断る時や反対意見を言う時

  • 「大変申し上げにくいのですが、今回は見送らせていただいてもよろしいでしょうか。」
  • 「差し支えなければお聞かせいただきたいのですが、その点についてもう少し詳しく教えていただけますか?」

しろろ

このように、ひと言添えるだけで、相手は「丁寧に話してくれているな」と感じ、あなたの言葉を素直に受け止めやすくなります。

特に、上司や同僚に依頼する際に使うと、快く引き受けてもらえる確率がグッと上がりますよ。

「すみません」は極力使わない

様々な意味(感謝や謝罪など)で取れる言葉なので、相手に気持ちが伝わりにくいです。

感謝を表すなら「ありがとうございます」、謝罪を表すなら「申し訳ございません」のように、明確に気持ちを伝えられる言葉を選びます。

しろろ

相手に正しく気持ちを伝えたいので、「〇〇してくださり、ありがとうございます。」のように何に対しての発言なのか分かるよう心掛けています。

褒められた時は、謙遜せずに素直に受け取る

褒められた時、つい「いえいえ、そんなことないです」「私なんて大したことありません」と謙遜しすぎていませんか?

実は、これは相手の好意を否定してしまうことにもなりかねません。

育ちのいい人は、褒められたら素直に、そして丁寧に受け取ります

  • NG例: 「とんでもないです、全然できてません!」
  • OK例1(丁寧): 「ありがとうございます、そう言っていただけて光栄です。」
  • OK例2(親しみやすく): 「わぁ、嬉しいです!励みになります!」
  • OK例3(具体的に): 「ありがとうございます!〇〇さんのアドバイスのおかげです!」

相手との関係性や状況に合わせて、感謝の気持ちを伝える言葉を選びましょう。

あなたの素直な反応は、相手に「この人は気持ちのいい人だな」という印象を与え、良好な関係を築くきっかけになります。

しろろ

私の場合は、面談時に上司に対しては真面目に「恐れ入ります」、飲み会時に先輩社員に対しては明るく「恐縮です!」と返しました。

生徒を褒める先生のイラスト
生徒を褒める先生のイラスト/引用元:いらすとや

2. チャットやSNSでのコミュニケーション

相手の都合に気を遣う

文章でのやり取りだからこそ、時間や場所など、相手の事情をより考慮する必要があります。

表情が見えない分、相手の意図や感情を汲み取りにくいので、注意が必要です。

しろろ

夜間や休日以外に、昼休みにも連絡をしないようにしています。

昼休みに先輩から連絡が来ると、部下が返信しなきゃと思って休めなくなってしまうので。

急ぎの要件はしょうがないですが、基本的に休憩時間の連絡もNGだと思います。

マイナスな発言は控える

SNSのコメント欄など、公開された場での発言には注意しましょう。

例えば、1日遅れで誕生日のメッセージをSNSに送信する場合です

メッセージ送信者を「誕生日を忘れた人(=相手のことをあまり大切に考えていない人)」だと、このやり取りを見た方は認識します。

このような場合は、個別のメッセージで伝えることが望ましいです。

しろろ

相手のミスを確認する時も、個別で連絡して周囲の人に気づかれないようにします。

誰でもミスはしますし、相手を責める意味はないので人に広まらないようにします(愚痴も言いません)。

冷静な時に文章を作る

感情的になっている中でのメールやSNSの投稿は、攻撃的な文章を書いてしまう恐れがあり、後悔につながる場合があります。

しろろ

怒っていてる時に文章を書く場合は、書いた後に攻撃的な文章になっていないか確認します。

文章化したこと客観的に内容を確認できるので、その後は冷静な文章が書けます。

まとめ

ご紹介したように、「育ちの良さ」は決して生まれつきのものではありません。

日々のちょっとしたふるまいと言葉遣いで、誰でも磨き上げることができます。

相手への細やかな気遣いや、場面に合わせた適切な表現は、あなたの印象を劇的に変え、周囲との関係性、ひいてはあなたの人生そのものに良い影響をもたらします。

育ちがいい人の”ふるまい”

1. 礼儀のある振る舞い

  • 自然なほほえみで接する
  • 目礼・会釈を忘れない

2. 状況に応じた振る舞い

  • 洗面台使った後に周囲を拭く
  • 他の人の椅子も直す
  • エレベーターで同乗者に声をかける
育ちがいい人の”話し方”

1. 対面でのコミュニケーション

  • クッション言葉を活用する
  • 「すみません」は極力使わない
  • 褒められた時は、謙遜せずに素直に受け取る

2. チャットやSNSでのコミュニケーション

  • 相手の都合に気を遣う
  • マイナスな発言は控える
  • 冷静な時に文章を作る

今日から一つでも良いので、あなたの日常に取り入れてみてください。小さな変化が、大きな好感度アップにつながるはずです。

最後に

さて、あなたは今日からどんな「育ちの良さ」を実践してみたいですか?

コメントであなたの実践報告を教えてくださいね!

また、『「育ちがいい人」だけが知っていること』では、「暮らし」や「人間関係」などについてもポイントを紹介しています。

あなたの育ちが良くなるヒントがあると思うので、よかったらご一読ください。

さらに相手からの好感度を高めたい・円滑にコミュニケーションをしたい方は、関連記事も参考にしていただければと思います。

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今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

引き続きよろしくお願いいたします!

【記事作成に使用した書籍】

  1. 諏内えみ. 「育ちがいい人」だけが知っていること. ダイヤモンド社, 2020, 256p. ↩︎

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