この記事で解決するお悩み
  • 過去の辛い記憶を思い出してしまい、落ち込んでしまうことがある
  • 過去のことだと思っていても、自分を責めてしまうことがある
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しろろ

過去のことを思い出して、悶々としてしまうことはありませんか?

過去の失敗や人間関係でのトラブルが、ふとした瞬間に蘇ってきて落ち込んでしまう…。

「もう終わったこと」と頭ではわかっていても、心が追いつかずに苦しい。そんな経験、ありませんか?

私自身、上司の態度や言葉に傷つき、ふと思い出して辛くなってしまうことがありました。

しかし、NLPについて学んだ方と面談をした時、私の嫌な過去は軽くなりました。

今回は皆さんもトラウマを解消できるよう、面談で行ったワークをご紹介します。

ぜひ記事を読み進めながら実践してもらえると嬉しいです。

この記事を書いた人

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NLP(Neuro Linguistic Programing:神経言語プログラミング)とは?

NLPとは、脳の使い方・言語の力・行動パターンを活用して「望ましい変化」を起こすための心理的アプローチです。

もともと3人のセラピスト(ミルトン・エリクソン、バージニア・サティア、フリッツ・パールズ)の優れたコミュニケーション技術を体系化したもので、以下のような分野で活用されています。1

  • コーチング・カウンセリング
  • セールスや接客
  • プレゼンテーションや交渉
  • スポーツメンタルトレーニング
  • 自己啓発や習慣改善

NLPの注意点

NLPは非常に実践的ですが、科学的エビデンスに限界があるという指摘もあります。

医療的な治療ではなく、あくまで「自己対話」や「気持ちの整理」の一環としてご活用ください。

【実践】NLPでトラウマを軽くする3ステップワーク

仕事で心が折れそうになった経験はありませんか?

私自身、かつて残業に追われて心も体も限界だった頃、ある先輩にこんな言葉を浴びせられました。

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上司

あなたが全て悪い。

本当に成長しないね。

この言葉は、今でもふとした瞬間に胸を締めつけます。「過去は変えられない」と頭では分かっていても、その記憶が消えるわけではない。

そんなとき、私はNLP(神経言語プログラミング)を学んでいる方からあるワークを教わりました。

実際に試してみると、心の中でずっと重くのしかかっていたものが、少しずつ軽くなっていったのです。

そんな私の体験をもとに、トラウマや苦い記憶と向き合い、少しずつ手放していく3ステップワークをご紹介します。

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しろろ

最初は胡散臭いワークだと思いましたが、丁寧に実践すると効果絶大ですのでオススメです!

ステップ1:辛い過去を「見える形」にしてみる

まずは、自分の心の中にある“もやもや”を、視覚化することから始めます。

イメージとして取り出すことで、感情との距離ができ、冷静に見つめ直す準備ができます。

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NLPを学んだ方

あなたのトラウマを身体から取り出してみてください。

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しろろ

身体から取り出す…?!

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NLPを学んだ方

実体はないので、想像してみてください。

その過去はどんな見た目をしていますか?

悲しい記憶であれば、深海のような青黒い色になるかもしれませんね。自由にイメージしてみてください。

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しろろ

10kgの米袋くらいある赤黒いマグマかもしれません。

先輩社員からぶつけられた怒りの感情をイメージしました。

このように「形あるもの」として描くことで、ただの嫌な思い出が、扱いやすい“対象”に変わります。

ステップ2:その記憶とどう付き合っていくかを決めよう

次に具体的な「像」となった記憶の対処方法を考えます。

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NLPを学んだ方

この過去、忘れたいですか?

それとも、何か意味を持たせて残しておきたいですか?

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しろろ

私は……この経験があったから、自分のように苦しまない職場を作りたいと思えました。

だから、この記憶は持ったまま、成長の糧にしたいです。

忘れるもよし、背負っていくもよし。「自分で選んだ」という感覚が、心の回復を加速させます。

ステップ3:記憶を別のイメージに変換してみる

過去がドロドロとした嫌なイメージのものであれば、忘れられないですし持っていたくないですよね。

他のものだと認識することで、過去を受け止めやすくなります。

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NLPを学んだ方

この過去のイメージがどのような見た目だったら、一緒にいられますか?

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しろろ

うーん…。

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NLPを学んだ方

その“赤黒いマグマ”が、

もし“バネ”や“水晶”など、優しくて力強いものに変わるとしたら…どうでしょう?

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しろろ

バネだと思えれば一緒にいられそうです。

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NLPを学んだ方

そのバネはどんな形状をしていますか?

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しろろ

5メートルくらいの大きさで、強いです。

私を成長させてくれる“原動力”なる気がします。

この変換により、記憶は“重荷”から“支え”へと変わります。見た目が変わるだけで、心が感じる意味もガラリと変わるのです。

NLPのワークを実践してみて…

NLPワーク前は、過去を思い出すだけで涙が溢れそうになるほどでした。

でも今は、同じ場面を思い出しても「あれがあったから、今の自分がいる」と少し前向きに受け止められるようになりました。

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しろろ

ワークをしてみて、少しは気持ちが晴れましたか?

過去の辛い記憶の解消に繋がっていれば幸いです。

ちょっとした工夫で「リバウンド」防止!

ワーク後は晴れやかな気持ちになりますが、このイメージの転換を忘れてしまうと、過去の苦い記憶に戻ってしまいます。

このポジティブなイメージは、忘れないよう定着させるのがポイントです。

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NLPを学んだ方

変換したイメージは、目に見える形にしておくと良いですよ。

写真やイラストにして、冷蔵庫やスマホに貼っておくと、繰り返し脳に刷り込めます。

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しろろ

私の場合、最初からイメージを定着できそうだったので、イラストなどは持ち歩きませんでした。

定着できなさそうな方は、試していただけるとよいかと思います!

まとめ

今回は3ステップでのトラウマを軽減する方法をご紹介しました。

辛い記憶と向き合う3ステップ

ステップ1:辛い過去を「見える形」にしてみる

ステップ2:その記憶とどう付き合っていくかを決めよう

ステップ3:記憶を別のイメージに変換してみる

過去を変えることはできなくても、過去の「意味」や「見え方」は変えられます。

あなたの未来が、少しでも軽やかなものになりますように。

最後に

人間関係の悩みを解決したい方は、以下の記事も参考にあると思います。ぜひご確認ください。

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今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

【記事作成に使用したウェブサイト】

  1. 日本NLP協会. “NLPとは?(天才たちのパターンを分析することから始まった)”. (参照 2025-08-5) ↩︎

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