- 誰とでも仲良くするにはどうしたらいいの?

しろろ
こんにちは、しろろです。あなたは誰とでもすぐに仲良くなれますか? それとも人見知りをしますか?
この記事を読まれている方の中には、人見知りをする方が多いのではないでしょうか。
仕事において、相手との繋がりが重要になります。
相手と円滑にコミュニケーションを取れないと、考えの違いでミスが起きる可能性があるからです。
私は子供の頃に人見知りで友達を作れずに悩んでいましたが、今では初対面の方でもすぐに仲良くなれるようになりました。
他部署の知らない人ばかりのBBQも楽しめますし、初対面の方と打ち解けて自宅に招待していただくこともあります。
本記事は、職場で人間関係に悩む若手〜中堅社員向けに、初対面の同僚や他部署の人とも自然に打ち解けるための具体的な行動を、私の実体験と心理学研究の知見を交えて解説します。
今日から使える声かけ、翌日のフォロー、距離感の保ち方まで、業務シーンの例で分かりやすくお伝えします。
誰にでも挨拶する
朝10時までに会った人には「おはようございます」、10時以降に会った人には「お疲れ様です」と笑顔で声をかけます。
基本的に知ってる人でも、知らない人でも挨拶をしています。
知らない人に挨拶する場合は、相手の表情を見て会釈だけにする時もあります。
挨拶をするメリット
普段関わりのない人とも関係を構築できる
普段関わりのない人に質問をしたい時、挨拶によって小さな関係が築かれているので相談しやすくなります。
相手にも認知されているので、何かあった時に連絡を貰いやすくなります。
自身の幸福感がアップする
「知らない人に挨拶をすると、人生の満足感が高くなる可能性がある」という研究報告1があります。
また、2023年にWHOが『”孤独”は毎日15本の煙草を吸うことに匹敵し、寿命が15年短くなる可能性がある』と報告しました。
最近、地域や会社の交流活動の縮小や単身世帯の増加により、孤独を感じる人が多くなっていますが、人生を豊かにするうえで人との交流は欠かせません。
その結果、孤独感が和らぎ幸福感を得られるので、人生の満足感も高くなると考えられます。
職場での使い方
3パターンを用意してみました。
- 朝:「おはようございます。昨日の○○、助かりました!」(名前+具体で“認知”を見せる)
- すれ違いざま:「いつも資料きれいですよね。今度コツ教えてください」(小さな称賛+お願いで関係を一段深く)
- 翌日フォロー:「昨日の件、あの後どうでした?」(翌日フォローは“気にかけ”の強いシグナル)
日々の最小限交流でも、相手と仲良くなるために重要な行動です。
相手のオススメを実践してみる
仲良くなりたい人の趣味や家族の話を聞きましょう!
趣味が読書の方には、オススメの本を教えてもらいます。後日、その本を読んだ感想を相手に伝えます。
相手のおすすめを実践するメリット
相手からの好印象を得る
相手に何かをオススメしても、実践してくれる人は少ないです。
そのため、実践してもらえると、相手は非常に喜ぶことでしょう。
安達裕哉著『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』2でも、同様の行動を人と仲良くなるうえで効果的だと紹介しています。
人は自分の好きなことに関心を持つ人が好きで、その分野に関して初心者に教えることがもっと好きだ
安達裕哉著『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』
普段やらないことに挑戦できる
私の場合、普段読まない本やロードバイクに挑戦し、自分の視野が広がりました。
世の中には自分の知らない面白いものがたくさんあるのだと気づきます。
自身の成長のために、人からオススメされたものに挑戦していただければと思います。
職場での使い方
まずは教えてもらったことを「小さく実践→感想を返す」のサイクルを48時間以内に行います。
例:「教えてもらった記事、昼休みに読みました。特に○○の視点が目からウロコでした」
“実践+感想”は相手の自己承認を満たすので、関係が一段深くなります(お礼+学びの共有が肝)。
相手にお礼を伝える

しろろ
きちんと相手に「ありがとう」を伝えられていますか?
基本的なことですが、つい忘れてしまいますよね。
私はバスを降りる時に、運転手さんに必ず「ありがとうございました」と伝えます。
また、飲食店を出る時に、店員さんに「美味しかったです」「ごちそうさまでした」と言います。
お礼を伝えるメリット
相手からの信頼を得る
ある時、仲良しの同僚に「お礼を伝える姿を見て、話したいと思った」「感謝はしてるけど伝えるのには勇気が必要なので、なかなかできるものじゃない」と言われました。
感謝を伝えられる人は、他者から信頼され、認められる存在になれるかもしれません。
苦手な人との関係を改善できるかもしれない
私には苦手な同僚がいます。
一緒に働く前は仲が良かったのですが、一緒に働くようになってからは私に対して同僚が横柄な態度を取りるようになりました。
同僚に嫌な態度をされても、私は助けてもらったことにはきちんと感謝を伝えました。
仕事をする前ほど仲良くなることはないですが、仕事でトラブルが起きない限り、同僚は普通の態度で私に接するようになりました。
「ありがとう」は仲の良さ/悪さに関係なく、人の心を開きます。
苦手な人にも「ありがとう」と伝えてみたら、関係が変わるかもしれません。
先に述べた挨拶と同様に、お礼を伝えることも自分の幸福感アップに繋がります。
「ありがとう」の一言は、周囲の人だけでなく自分をを含めた全員にメリットがあります。

しろろ
日頃、感謝を伝えられていない方は、この機会に「ありがとう」を習慣にしてもらえればと思います。
職場での使い方
お礼は「その場」+「翌日」の2回に分けると効果大です。
例:当日:「迅速な対応、本当に助かりました」→翌日:「昨日の件、無事に通りました。○○さんのおかげです」
特に、周囲にも聞こえる”周知お礼”(朝会やチャットで一言)を混ぜると信頼の見える化になり、チーム内での評価にも波及すると考えられます。
こうしたミニ交流(挨拶・謝意・一言会話)は、孤独感の緩和や満足度向上にもつながると報告されています。
職場で今日からできる“超小ワザ”7選
上記の3つ以外にも実践したい方は、下記7つのワザも効果的なので試してみてくださいね!
- 名前+一言で呼ぶ:「○○さん、いつも助かってます」
- 小さなお願いを作る:「そのテンプレ、1回だけ見せてもらえますか?→学びのお礼を翌日返す
- 共通点を1つ仕込む:相手の好きな飲み物・地元・趣味を会話に1行だけ忍ばせる
- 翌日フォロー:会話の“続き”を作る(「昨日のあの件、進みました?」)
- 雑談トリガーを3つ持つ:天気×社内ネタ×週末予定(“深掘りは相手次第”で距離を尊重)
- 感謝の“周知”:チームチャットで具体+短文で称賛
- 距離感の安全策:相手が忙しそうなら会釈+目礼に切り替え(押し付けない)
まとめ
今回は誰とでも仲良くなれる行動をご紹介しました。
誰にでも挨拶する
- 普段関わりのない人とも関係を構築できる
- 自身の幸福感がアップする
相手のオススメを実践してみる
- 相手からの好印象を得る
- 普段やらないことに挑戦できる
相手にお礼を伝える
- 相手からの信頼を得る
- 苦手な人との関係を改善できるかもしれない
これらの行動は相手だけでなく自分自身にもよい影響があるものです。
行動して損することはないので、是非実践いただけますと幸いです。
FAQ|よくある質問
Q1. 人見知りでも、相手と仲良くなる最初の一歩は?
「〇〇さん、よろしくお願いします。」と、名前+一言を伝えてみましょう。
翌日に再度声掛けすると、さらに印象が良くなります。
Q2. 雑談が苦手です。何を話せばいいですか?
共通の話題(地元や趣味など)を話し、相手の興味に合わせて深堀すればよいと思います。
しかし、基本は無理に話さず、聞き役になるとよいでしょう。私たちは、自分の話を聞いてくれる人に安心感を覚え、好感を持ちます。
相手の話しが止まらなくなったら、あなたが好かれてる証拠かもしれません。
Q3. 無理に“誰とでも”仲良くなる必要はありますか?
ありません。業務に支障が出ない“機能的に良好”な関係を目標にしましょう。
私自身、苦手な同僚いますが、最低限の付き合いで問題なく過ごせています。
最後に
さらに人と仲良くなる方法を学びたい方は下記投稿もおすすめです!
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- Ascigil, Esra; Gunaydin, Gul; Selcuk, Emre; Sandstrom, Gillian M.; Aydin, Erdal. Minimal Social Interactions and Life Satisfaction: The Role of Greeting, Thanking, and Conversing. Social Psychological and Personality Science. 2023, vol.15, no.1, p.3-14. doi:10.1177/19485506231209793, (cited 2025-06-04). ↩︎
- 安達裕仕事. 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること. 日本実業出版社, 2023, 240p. ↩︎