- 人との会話を盛り上げる方法は?
- 相手ともっと仲良くなるには?
- 会話術を試した効果は?

しろろ
こんにちは、しろろです。
会話中に相手の話をしっかり聞き、適切な相槌を打っていますか?
実は、ただ会話を楽しむだけでなく、「相手にどんな配慮をすれば喜ばれるか」を考えてコミュニケーションすることで、関係性はぐっと深まります。
私自身、学生時代はひとりで過ごすことが多く、友達作りに苦労していました。
しかし、社会人になってからは、全く関わりのない部署のイベントに誘われたり、休日に他部署の上司と遊ぶ機会が増え、コミュニケーション力が格段にアップしました。
今回は、私が実践している「3つの好印象を獲得する秘訣」をご紹介します。
これらのテクニックを取り入れることで、相手から「また話したい」と思ってもらえるはずです。
相手に好印象を与える3つの秘訣
好印象を与えるためには、相手を尊重する姿勢が最も大切です。
ここでは、会話中から終了後までの流れで実践できる3つのアクションをご紹介します。
1-1. 会話が劇的に弾む!リアクション術
「この人と話すと、なぜか楽しい!」そう思われる人は、例外なく「リアクション」が上手です。
会話は言葉のキャッチボールと言われますが、もしあなたが投げたボール(話)に対して、相手が無表情だったり、反応が薄かったりしたらどうでしょう?
きっと、「ちゃんと聞いてるのかな?」「つまらないのかな?」と感じて、次からボールを投げるのが億劫になりますよね。
ここで言う「リアクション」とは、単に頷くだけではありません。
それは、相手の話に心から共感し、理解しようとするあなたの姿勢を、表情、声、そして全身で伝える「非言語の会話」です。
これをマスターすることで、相手は気持ちよく話せるだけでなく、「もっと話したい!」と感じるようになります。
1-2. 【実践】相手を惹きつけるリアクションのコツとフレーズ
表情で語るリアクション:心を開く「鏡の法則」
相手の感情に合わせた表情を見せることで、共感と理解を伝えます。
①相手が楽しそうに話す時
あなたの口角も自然に上がり、目元を優しく細めます。
時には声を上げて笑い、「へぇー!」「そうなんだ!」「面白いですね!」など、感情がこもった相槌を言葉と同時に発しましょう。
ポイント: 「本当に面白いと思っているんだな」と伝わるような、オーバーすぎない自然な笑顔を意識してください。
②相手が真剣な話や悩みを打ち明ける時
眉間にわずかにシワを寄せ、真剣な眼差しで相手の目を見つめます。
口は軽く閉じ、深くゆっくりと頷くことで「あなたの話を真剣に受け止めています」というメッセージを送ります。
ポイント: 沈黙も有効なリアクションです。相手が言葉を選ぶ時間を与え、話しやすい雰囲気を作りましょう。

声で語るリアクション:会話を加速させる「魔法のあいづち」
単調な「はい」だけでなく、声のトーンや言葉を選んで相手の感情に寄り添います。
①「なるほど!」
相手の意見を理解したことを示す基本のあいづちです。少し間を置いて言うと、より深く考えて聞いている印象を与えられます。
②「へぇ〜!」「そうなんですか!」
驚きや新しい発見があった時に使います。
声のトーンを上げて感情を乗せることで、相手は「自分の話が響いている」と感じやすくなります。
③「それは大変でしたね」「それは素晴らしいですね」
相手の感情に寄り添う共感のあいづちです。相手の言葉の背景にある感情を読み取り、適切な言葉を選ぶことが重要です。
④「具体的にはどういうことですか?」
疑問を挟むことで、話を深く聞いていること、さらに知りたいという意欲を示すことができます。相手は「興味を持ってもらえている」と感じ、より詳しく話してくれるでしょう。
体で語るリアクション:信頼を築く「オープンな姿勢」
無意識の仕草が、相手に安心感を与えたり、距離を縮めたりします。
①体の向き
相手の方向へ体を少し傾け、腕組みをしない。オープンな姿勢は、相手に「話を受け入れる準備ができています」というメッセージを送り、安心感を与えます。
②アイコンタクト
適度なアイコンタクトは重要ですが、凝視しすぎると威圧感を与えます。相手が話している時は目を見て、自分が話す時は時折視線を外すなど、自然なリズムを心がけましょう。
③うなずき
単調なうなずきではなく、話の区切りや重要なポイントで、ゆっくりと深く頷くことで、「理解している」というサインを送ります。
1-3. リアクションのメリット
これらのリアクション術を身につけることで、あなたは以下のような素晴らしい変化を実感できるでしょう。
- 相手が「もっと話したい」と感じる: あなたの真剣な聞き方や的確な反応が、相手の話しやすさや心地よさに直結します。
- 信頼関係が驚くほど早く築ける: 「この人は自分の話をしっかり聞いてくれる」という安心感が、相手との心の距離を一気に縮めます。
- 会話が途切れない: 相手が気持ちよく話せるので、自然と会話が続き、沈黙の気まずさが解消されます。
- あなたの好感度が向上する: 聞き上手な人は、誰からも好かれ、自然と人が集まってきます。
2-1. 相手の心に響く!要約術
「この人は、本当に私の話を理解してくれている!」──そう相手に感じさせる最高のサインが、「話の要約」です。
単に相手の言葉を繰り返すのではなく、相手が最も伝えたかった「本質」を的確に捉え、自分の言葉で確認することで、会話はより深く、そしてスムーズに進みます。
多くの人は、話を聞くことに集中しすぎて、相手の意図を正確に把握できていないことがあります。
話の途中でポイントを要約し、相手に「これで合っていますか?」と確認することで、誤解を防ぎ、相手に安心感と満足感を与えられます。
これは、ビジネスの商談でも、プライベートな相談でも、絶大な効果を発揮するコミュニケーションスキルです。
2-2. 【実践】効果的な要約のコツとフレーズ
要約に使える3フレーズをご紹介します!
①「つまり、〇〇ということですね?」
相手の話が一段落した時や、少し複雑な内容だった時に有効です。相手の言葉を自分なりに整理し、簡潔にまとめます。
例:

上司
最近、Aプロジェクトで課題が出ていて、特に納期が厳しい中で品質を保つのが難しいと感じています。メンバーの負担も増えているようです。

部下
Aプロジェクトは納期と品質の両立に課題があり、それがメンバーの負担増に繋がっているということですね?
②「〇〇という点が特に重要だと感じたのですが、合っていますか?」
相手の話の中から、あなたが特に重要だと感じたポイントをピックアップし、それを確認するフレーズです。相手は「自分の話の核心を理解してくれた」と感じ、さらに心を開いてくれるでしょう。
例:

部下
今お話しいただいた中で、『お客様のニーズを正確に把握すること』が何よりも重要だという点が特に印象に残ったのですが、そういった認識で合っていますか?
③「私の理解が間違っていなければ、〇〇(相手の話の内容)ということですね。」
少し丁寧に、自分の理解を確認したい時に使います。相手に訂正の機会を与えることで、より正確な情報共有が可能になります。
例:

部下
私の理解が間違っていなければ、今回の提案は〇〇(具体的な解決策)を導入することで、コストを約20%削減できるという認識でよろしいでしょうか?
2-3. 要約のメリット
これらの要約術を実践することで、あなたは以下のような素晴らしい変化を実感できるでしょう。
- 誤解を防止する: 自分の理解度を確認し、認識のズレをなくします。
- 相手を安させる感: 「この人はきちんと聞いてくれている」という安心感と信頼感を与えます。
- 会話を深化する: 相手がさらに詳しく話してくれるきっかけを作り、会話が深まります。
- 記憶に定着する: 話のポイントを整理することで、あなた自身の記憶にも残りやすくなります。
3-1. 次の会話へ繋げる!お礼とフィードバック
会話の締めくくりは、次の関係性を築くための大切なステップです。
特に、相手が時間を割いて話してくれた内容に対して、心からの「お礼」と具体的な「感想・フィードバック」を伝えることで、あなたの誠実さと、相手への尊敬の気持ちが伝わります。
これは、単なる社交辞令ではなく、「またこの人と話したい」と思わせる強い動機付けになります。
感謝やフィードバックが抽象的だと、「本当に響いたのかな?」と相手は感じてしまいます。
具体的な言葉で感謝を伝えることで、相手は「話してよかった」と感じ、あなたとのポジティブな関係性を築くことができます。
3-2. 【実践】心に響くお礼とフィードバックのコツ
お礼とフィードバックはただ伝えるのではなく、以下を意識するとさらに良くなります!
①具体的に「何に」感謝しているかを伝える
「今日はありがとうございました」だけでなく、「〇〇について話してくださり、ありがとうございました」と具体的に伝えます。
例:

しろろ
〇〇さんのこれまでのご経験について詳しく教えてくださり、本当にありがとうございました。
②「何が」学びになったか、印象的だったかを伝える
「面白かったです」で終わらせず、話の中で特に心に残った点や、新たな気づきがあった部分を具体的に伝えます。
例:

しろろ
特に、〇〇(具体的なエピソードや助言)の点が、まさに今私が悩んでいたことだったので、とても参考になりました。

わたしたち
〇〇さんの困難な状況での判断力についてのお話は、とても印象的で、私自身の仕事への向き合い方を考えさせられました。
③相手への影響を示唆する
相手の話が自分にどのような影響を与えたか、今後どう活かしていきたいかを伝えることで、相手は貢献感を感じられます。
例:

しろろ
今日伺ったお話を参考に、早速明日から〇〇(具体的な行動)を実践してみようと思います。本当にありがとうございました。
④次の会話に繋がる一言を添える
機会があれば、再び話したいという意欲を示すことで、今後の関係構築に繋がります。
例:

しろろ
またぜひ、〇〇(特定のテーマ)についてもお話伺わせてください!

しろろ
また近いうちにお会いできるのを楽しみにしています。
3-3. お礼とフィードバックのメリット
お礼とフィードバックを伝えることで、あなたは以下のような素晴らしい変化を実感できるでしょう。
- 感謝を伝達する: 相手の時間と労力に対する敬意を示します。
- 相手の承認欲求を満たす: 自分の話が相手に影響を与えたことを知り、満足感を得られます。
- 信頼関係を構築する: 誠実な姿勢が伝わり、相手からの信頼を得やすくなります。
- ポジティブな印象を定着させる: 会話の最後に良い印象を残し、次の交流への架け橋となります。
職場とプライベートでの効果
上記アクションにより親しい人間関係を構築したおかげで、職場とプライベートでプラスの影響がありました。
職場での効果
情報共有がスムーズに!
普段から雑談をする先輩社員に、装置Aに関心があることを伝えていました。
数か月後、装置Aの最新情報が出た際には連絡をいただけて、迅速に情報をキャッチできました。
困った時の相談が容易に
他部署の作業を手伝うことがありました。
不安があったものの、日頃から親しくしている先輩が快く説明してくれ、スムーズに業務を進めることができました。
プライベートでの効果
美味しい情報が舞い込む
ラーメン好きな先輩社員に「美味しいラーメンが食べたいです」と伝えると、オススメのお店を複数教えていただきました。
紹介いただいたラーメンはどれも美味しくて、友人との食事がさらに楽しくなりました。

新しい挑戦への扉が開く
仲良くなった先輩社員から、ロードバイクでのサイクリングに誘われました。
バイクをお借りして普段体験できないスピード感や爽快感を味わうことができました。
まとめ
ご紹介した3つのアクションを実践することで、相手に安心感と好印象を与え、より深い信頼関係を築くことができます。
- 会話が劇的に弾む!リアクション術
- 相手の心に響く!要約術
- 次の会話へ繋げる!お礼とフィードバック
最後に
アドラー心理学では「全ての幸せは対人関係の中にある」と説かれています。
相手に好印象を与え、親しい関係を築くことが幸せへの第一歩だと思います。
今日から1つでも実践して、あなたの人間関係をさらに豊かにしてください。
相手からの印象が良くなり、新しい交流が増えることで、あなたの未来が変わるでしょう。
さらにコミュニケーションを高めたい方は、関連記事もご確認いただければと思います。
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