- 上野郁恵著『才能に頼らない文章術』について知りたい!
- 伝わる文章を書くコツを知りたい!

しろろ
こんばんは、しろろです。
文章作成に苦手意識をお持ちですか?
いろんな本を読んでも、文章が上手く書けなくて困っている方もいらっしゃると思います。
文章作成はスキルなので、才能は関係ないです。
ポイントを押さえれば、誰でも上手に文章を作れます。
今回は上野郁恵著『才能に頼らない文章術』を基に、文章作成のコツを共有します。
①伝える相手②伝える目的③伝える内容を明確にしてから文章を書く
情報発信には、①②③が必要です。上記が決まると、筆が進むようになります。
例えば、小学生向けに理科の実験イベントを開催する場合は、下記のようになります。
- 伝える相手:小学生
- 伝える目的:イベントに来てもらう
- 伝える内容:5W1H(開催場所など)
小学生に伝える場合、優しい印象を与えるので「ですます調」にするとよいでしょう。また、「夏休みの自由研究にオススメです」と伝えれば、興味を持ってもらいやすくなります。

イベントに来てもらうことが目的なら、開催場所や開催時期を伝える必要があります。5W1Hが含まれていれば、抜けもれなく必要な情報を伝えることが可能です。
①②③が決まっていると、迷わずに文章を書けます。
読み手を意識した文章を書く
伝わる文章は5つの基準をクリアしています。
- 読み手の視点と合わせる
- 読み手の抽象度に合わせる
- 読み手の知らない言葉は使わない
- 読み手の知っている言葉(専門用語など)を使う
- 読み手の経験と合っている
1・2の例として、上司から新商品の企画書作成を頼まれた場合を考えます。
上司が高齢者向けの商品を期待しているのに、子供向けの商品を提案したら受け入れてもらえないですよね。
また、求めていない細かい内容まで企画書に含めると、分かりにくい内容になります。上司の視点と抽象度に合わせた内容にしましょう。
3・4・5の例として、入社1年目の後輩を指導する時を考えます。
「MECEを意識しよう」、「社会人らしい服装にしよう」と伝えても、後輩は困惑します。
前者はMECEの意味、後者は社会人らしい服装を知らないためです。
前者なら「物事の要素を漏れなくダブりなく考えるようにしよう」、後者なら「就活の時のような服装にしよう」と伝えればよいのです。
正確にイメージが伝えるため、相手に合わせた言葉を使いましょう。

論理と感性の両方で文章を書く
読み手から信頼と共感を得るために、論理と感性が必要です。
論理だけだと心に響かず、感性だけだと信頼が得られないためです。
論理的な文章は下記を大切にしています。
- MECE(漏れなくダブりなく物事を考える)
- So what / Why So(結論を抽出し、その根拠が正しいかを考える)
- ピラミッド構造(縦の関係はSo what / Why So、横の関係はMECEとなるフレームワーク)
以下の記事でMECEについて説明しています。ご興味あればご確認ください。
感性を加えるには、相手の価値観や欲求を考える必要があります。
相手の目線に立つために、下記を活用するとよいでしょう。
- 共感マップ(「発言・行動・考え・感情」から相手の思考や感覚を検討する)
- カスタマージャーニーマップ(「フェイズ・行動・思考・感情・気づき」から顧客の目線に立つこと)
相手の考えや意図が分かるようになるので、読み手に刺さる文章が書けるようになります。
最後に
今回は『才能に頼らない文章術』を基に、文章作成のコツを3つ共有しました。
記事作成で参考にした本には、編集者の文章術を体系的にまとめたチェックシートがついています。
このチェックシートがあれば、誰でも自分の作成した文章に問題がないかを確認できます。
チェックシートに関心がある方は、この本をぜひご一読ください。
文章作成について更に学びたい方は下記投稿も役に立つと思います。
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