この記事で解決できるお悩み
  • 謝罪が必要な人、不要な人の違いって?
  • 上司に「謝らなくていい」と言われた理由とは?
  • 仕事でミスした時に何をしたらいいの?

しろろ

こんにちは、しろろです。

仕事での発注ミスや報告忘れなど、ミスを経験したことはありませんか?

よくある対応としてまず上司に謝罪する方が多いですが、実は「結果重視の上司」には謝罪よりも、迅速な問題解決策が求められるケースが多いのです。

「謝罪は無意味。早く再発防止策を示してほしい」 という上司の声を聞いたことはありませんか?

本記事では、状況別に謝罪が要らない場合の対処法と、感情重視の上司に対応する謝罪&報告方法について、わかりやすく解説していきます。

結果重視の上司と感情重視の上司の違い

しろろ

ソーシャルスタイルをご存知でしょうか?

ソーシャルスタイル理論では、感情表現と自己主張の程度で4つのタイプに分類されます。

  • ドライバー・アナリティカル(結果重視)
  • エミアブル・エクスプレッシブ(感情重視)

結果重視の上司(ドライバー、アナリティカルタイプ)は、謝罪よりも具体的な問題解決や再発防止策に注目します。

謝罪をしても問題は解決しないので時間の無駄だと考えるためです。

一方、感情重視の上司(エミアブル、エクスプレッシブタイプ)は、謝罪の言葉と共に誠意のある報告を重んじる傾向があります。

下記投稿も参考にしていただき、自分の上司がどちらに当てはまるのか、まずは見極めることが大切です。

ただ、会社は利益(結果)を追求するので、結果重視パターンの方が出世しやすく、あなたの上司になっている可能性が高いと思います。

結果重視の上司に求められる対処法

このタイプの上司はトラブルの報告と再発防止策を求めており、部下は結果に繋がる行動をすればよいと考えてます。

トラブル発生時は下記のようにやり取りをすれば、結果重視の上司は喜びます。

部下

〇〇の発注の件でご連絡です。

先ほど納品された商品を確認すると〇〇ではなく、△△でした。

発注履歴を確認すると、〇〇ではなく△△をが発注していました。

△△は別部署の方にお譲りし、〇〇を再発注しています。

上司

誤発注の理由を教えてもらえますか。

部下

商品を名称で判断し、型番を確認しなかったためです。

次回から型番を確認して商品を購入いたします。

上司

了解しました。原因が明確であれば、次回から問題ありませんね。

〇〇が納品されたらご連絡をよろしくお願いいたします。

上記のように解決策を上司へ明確に伝えるとベストです。

解決策としてルールを設定する場合、恩恵を受ける人に負担をかけるようにしましょう。詳しくは以下の投稿をご確認ください。

上司へ報告する際は、下記の記事を参考に考えをまとめると相手が理解しやすい内容になります。

しかし、解決策が分からない状態で上司に報告しても差し支えありません。

報告が遅くなると、大きなミスになってしまう可能性があるためです。

まずは問題がおおごとになる前に、状況だけでも伝えるようにしましょう。

部下

クライアントさんから怒りのお電話があり、対処方法が分からないです。

上司

報告ありがとう。まずは一緒に状況を整理しましょう。

感情重視の上司に求められる対処法

感情重視の上司は、まず謝罪の言葉に安心感を求めます。

その上で、報告内容に誠実さが感じられるかどうかが重要です。

謝罪がない場合、感情重視の上司は以下のように考えます。

反省しているのに、謝罪の有無で反省していないと思われたら嫌ですよね。

感情重視の上司には以下のようにやり取りをしましょう。

部下

〇〇の発注の件でご連絡です。

先ほど納品された商品を確認すると〇〇ではなく、△△でした。

発注履歴を確認すると、〇〇ではなく△△をが発注していました。

ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

△△は別部署の方にお譲りし、〇〇を再発注しています。

上司

誰にでもミスはあります。

次回からは同じミスをしないように注意しながら、冷静に対策を考えましょう。

反省していることが分かれば、感情優先の上司はあなたを励ましてくれるはずです。

また、再発防止策を考える余裕をくれる場合が多いと思います。

このタイプの上司はミスした人の気持ちに寄り添い、本人の心が落ち着くまで待ってくれるので、結果重視の上司ほど予防策の検討を急かさない傾向があります。

上司が結果優先 or 感情優先か分からない時の対処法

トラブルが起きた時に謝ってみて、相手の反応からどちらのタイプかを判断しましょう。

謝罪が不要そうな雰囲気があれば、次回から謝る必要はありません。

もし、次回に謝らなくて微妙な反応をしていたら、その次から謝るようにしましょう。

部下

〇〇の発注の件でご連絡です。

先ほど納品された商品を確認すると〇〇ではなく、△△でした。

発注履歴を確認すると、〇〇ではなく△△をが発注していました。

ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

△△は別部署の方にお譲りし、〇〇を再発注しています。

上司

謝らなくていいので、今後の再発防止策を考えてください。

部下

次からは謝罪をしない方がいいかも…。

まとめ

結果重視の上司は謝罪不要で、トラブルの報告と再発防止策を求めています。

感情重視の上司は謝罪だけでなく、トラブルの報告と再発防止策を求めています。

結果重視の上司とは異なり、予防策の検討は急ぎではなく、ミスした本人が冷静になってからでよいと感情重視の上司は考えます。

上司が結果と感情のどちらを優先するか分からない場合は、トラブルが起きた時に謝ってみて、その時の反応で謝罪が必要かどうかを判断しましょう。

最後に

私の体験談により、この記事を作成しました。

トラブル発生時に、上司(ドライバー)にミス報告と謝罪をしたところ「謝らなくていいから、再発防止策を教えて」と言われました。

結果重視の上司には、結果に関与する内容を伝えればよいのだと気づきました。

ただ、注意が必要なのは、結果を優先するタイプでも感情のある人間だということです。

ドライバー・アナリティカルであっても、人によっては謝罪を求めてくる場合があるので、謝るようにしましょう。

どちらのパターンでも、対策と改善策の提案は必ず行い、同じミスを繰り返さない工夫を欠かさないことが、ビジネスでの信頼構築に繋がります。

ソーシャルスタイルは、ビジネスのあらゆる場面で活用できます。その使用例を以下の記事にまとめたので、ご興味あればご確認ください。

最後に、失敗を恐れず、状況に応じた最適な対処法を日々の業務で実践していきましょう。

あなたのビジネスコミュニケーションが、さらなる成長と信頼を生むことを願っています。

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