- 偉人たちが大切にしたことは?
- 成功に近づく行動って?

しろろ
こんにちは! しろろです。
「3K」というと何を思い浮かべますか?
3K労働(きつい・汚い・危険)を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、今回は成功へ導くための「3K」です。
この記事では、多くの偉人や成功者が実践していた3K(勤勉、謙虚、感謝)―その本当の意味と実践方法を解説します。
成功者が大切にする「3K」とは?
成功への道のりには、ただ努力するだけではなく、正しい姿勢が必要です。
偉人達の名言に、以下のものがあります。
日本の資本主義の父「渋沢栄一」氏
どんなに勉強し、「勤勉」であっても、上手くいかないこともある。
これは機がまだ熟していないからであるから、ますます自らを鼓舞して耐えなければならない。
京セラの創業者「稲森和夫」氏
苦難に対しては真正面から立ち向かいさらに精進を積む。成功に対しては「謙虚」にして驕らず、さらに真摯に努力を重ねる。
パナソニックの創業者「松下幸之助」氏
運が良かったという人は、周りの人に助けられてきたという「感謝」の気持ちがある人で、たとえ逆境に陥っても前向きに取り組める人物だ。
成功者は、勤勉による地道な成長と、謙虚さ、さらに感謝の心によって、周囲の支援を得ながら前進しているのです。
勤勉
「勤勉」とは、一生懸命に仕事や勉強等に励む姿勢1です。
偉人はコツコツ積み重ねて成果を出し、その努力により粘り強さや忍耐力も養います。
「勤勉」のメリット
個人・集団の両方にメリットがあるので、「勤勉」は尊いものだと分かります。
①個人の成長
目標達成に向けたスキルアップや自己成長に繋がります。
(例)TOEICで900点を目指して勉強し続ける。
②集団・組織への貢献
生産性の向上や信頼関係の構築に寄与します。
(例)新薬を創出するために研究論文から情報を収集する。
「勤勉」のデメリット
①イノベーションの阻害
忍耐強いため、「業務をもっと楽にしよう」と考えるタイミングを逃がす可能性があります。
②品質過剰のリスク
自身が納得するまで、スキルアップや業務効率化をしてしまう可能性があるからです。
仕事相手が品質をそこまで求めていない時に、時間やコストをかけすぎると、相手の満足度が下がる場合があります。
「勤勉」を活かすために
「勤勉」は度を越すと、ネガティブな要素が出てくる場合があります。
柔軟性を併せ持つことで、状況に応じた効率的な働き方が可能になり、真のイノベーションへと繋がります。

「勤勉」の実体験
私は学生時代から「気になるものは、とことん学ぶ」姿勢を心がけていました。
大学院生のころにはデジタル技術に関心があり、ソフトウェア活用した研究をしたり、深層学習の勉強をしたりしていました。
入社後もその学びの姿勢は変わらず、業務で役立つPowerAutomateやVBAといった新しいツールについても積極的に習得に励みました。
時には思うようにいかず壁にぶつかることもありましたが、諦めずに学び続けることで、次第に職場では「ITツールを使いこなせる人」として認識していただけるようになりました。
現在では、社内のDXを推進するメンバーとして活動させていただいています。
これからもデジタル技術の学習を続け、培った知識とスキルを活かして、職場の生産性向上に貢献していきたいと考えています。
謙虚
「謙虚」とは、自分の実力を正しく評価し、控え目でつつましく、他者の意見を素直に受け入れる姿勢2です。
成功者は功績を自慢せず、周囲に感謝の気持ちを伝えます。 その対応により人々から信頼され、さらに大きな成功へと繋がるのです。
「謙虚」のメリット
①持続的な成長
人は”努力”によって”成長”し、”成果”を得ます。謙虚さがあると、”成果”に満足せず、次の段階を目指して成長し続けられます。
②問題の解決
問題の原因は、自身の過失が関係していることが多いです。
この時に、言い訳したり、隠そうとせず、「自分のミスかもしれない」と謙虚な姿勢で自身を振り返ることが原因究明にとって重要です。
「謙虚」のデメリット
相手と交渉するシーンで不利になると考えられがちな点です。
謙虚さが「押しの弱さ」になり、結果的に自信を欠いた印象を与えてしまう可能性があります。
「押しが弱い」は、自分に自信がないため、相手に強く出られない状態を指し、自分の実力以上に自己を過小評価しているので「謙虚」とは異なるので注意が必要です。

「謙虚」を活かすために
「謙虚」には「自信」をプラスしましょう!
「謙虚」は過去の自分を省みて前に進む役割、「自信」は将来の可能性を信じて進む役割を担っています。
両者がそろうことで、人は過去・現在・未来を考えながら仕事をこなせるようになります。
「謙虚」の実体験
私は成果を出した時などに、自分だけの手柄にしないようにしています。
たとえば、ある業務フローの整備時、先輩社員から「タスクスケジューラというソフトウェアをよく知ってたね。すごいね。」と言われた時は「ありがとうございます。〇〇さんに教えてもらいました。」と伝えます。
このような発言により上司・同僚からの信頼を獲得し、会社全体を良くするようなプロジェクトにもアサインしていただくようになりました。
会社で大きな成果を出すには、多くの人との協力が不可欠です。
この体験から、「謙虚」であることは単に控えめなことではなく、周囲への感謝とリスペクトを示す最強のコミュニケーションツールだと気づきました。
信頼関係が深まることで、任される仕事の質も深まり、それがまた新たな成長の機会を運んでくれます。
あなたもぜひ、日々の仕事の中で「謙虚」な姿勢を意識してみてください。
感謝
「感謝」とは、ありがたいという気持ちを表現すること3です。
大きな功績をあげた人ほど、その成功は自分以外の他者や運に支えられて実現できたと言い、周囲の人に対して感謝の気持ちを伝えます。
「感謝」のメリット
①心身の健康向上
感謝の気持ちはストレスを軽減し、幸福ホルモンを分泌させる効果が期待できます。
②職場の人間関係の改善
感謝の念が信頼関係を深め、円滑なコミュニケーションを促進します。
「感謝」のデメリット
成長を阻害する可能性があります。
「感謝」しすぎると、現状維持に陥り、さらなる成長のモチベーションが低下する場合があります。
「感謝」を活かすために
「感謝」の心は、「勤勉」と「謙虚」な姿勢と組み合わせることで、過去の支援に学びながらも未来へ向かう原動力となります。

「感謝」の実体験
別の記事でもご紹介しましたが、私には結果重視の上司がいます。
非常に優秀で頼りになる方なのですが、お礼をほとんど言いませんでした。
仕事はやって当たり前とはいえ、急な業務で残業した時など、心のどこかで「ありがとう」の一言を求めてしまい、少しモヤモヤした気持ちになることがありました。
チームメンバーから「どうせやって当たり前なんでしょ」という言葉を聞き、「ああ、だから感謝って大事なんだな」とその重要性を再認識しました。
幸いなことに、最近の上司は以前よりもお礼を伝えてくださるようになり、結果としてチームメンバーの不満が減り、チーム全体の雰囲気も格段に良くなりました。
この経験から、私自身もどんなに小さなことでも感謝の気持ちを言葉にして伝えるよう心がけるようになりました。
お礼を伝えるメリットは以下の記事でも紹介していますので、ぜひご一読ください!
まとめ
成功者は、勤勉、謙虚、感謝(3K)という価値観を基盤にして、自らの成長と周囲との連携を深めてきました。
意味: 一生懸命に仕事や学びに取り組む姿勢
メリット: 自身の成長や、会社全体の生産性向上に貢献する
リスク: 行き過ぎるとイノベーションが阻害されたり、品質に過剰にこだわってしまう可能性がある
活かし方: 柔軟な思考を持ち、状況に合わせた工夫で、求められるレベルの仕事へと繋げる
意味: 控えめに、かつ素直に他者の意見を受け入れる姿勢
メリット: 持続的な成長や問題解決につながる
リスク: 交渉などのシーンで、不利な印象を与えてしまう可能性がある
活かし方: 「謙虚」と「押しの弱さ」は違うと理解し、自信をしっかり持ちながら行動する
意味: ありがたいという気持ちを表現すること
メリット: 個人のストレス緩和や、職場での良好な人間関係の構築に寄与する
リスク: やりすぎると現状に甘んじ、さらなる成長を妨げる恐れがある
活かし方: 勤勉さと謙虚さを併せ持つことで、未来へ向けた前進力として感謝の気持ちを活用する
どの価値観も、行き過ぎればイノベーションの阻害や自己評価の低下といったリスクを伴います。
だからこそ、常にバランスを意識し、柔軟性や自己信頼をプラスすることが大切です。
最後に
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉が示すように、稲穂が実をつけるほどに頭を垂れるように、真の成功は謙虚さと感謝の気持ちからこそ生まれます。
ぜひ、この記事を通じてご自身の働き方や考え方を見直し、より実りある未来への一歩を踏み出してください。
仕事で成功したいと考えている方は以下の記事がおすすめです。
部下や同僚から尊敬される行動についての別記事もぜひご覧いただければと思います。
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