- Power Automateを無料で始めたいけれど、何から手をつけるべきか分からない
- 本や講座に頼らず、自力でフローを作れるようになりたい
- 初心者でも失敗せずに自動化を体験したい

しろろ
こんにちは、しろろです。
Power Automateでのフロー開発に興味があるけど、何から始めるか迷っていませんか?
実は、このアプリは直感的な操作でプログラムを組めます。まずはフローを作ってみて、分からない部分を調べるほうが効率的です。
この記事では、私が「事前学習ゼロ」でフロー開発を始めた方法と、実際に役立ったサイトやツールをまとめました。
本や有料講座に頼らず、まずは手を動かして成果を出す「実践ファースト」学習法をぜひ試してみてください。
Power Automateとは?【初心者向け解説】
Power Automateは、Microsoftが提供するローコード自動化ツールです。
ドラッグ&ドロップでフローを構築でき、メール送信・ファイル整理・通知などの業務を自動化できます。詳細は以下の記事にまとめています。
Power AutomateはRPAツールとして有名ですが、「RPAが分からない…」という方は以下の記事もご確認ください。
勉強ゼロでも始められる理由
Power Automateは、その直感的な操作性のおかげで、プログラミングの専門知識がなくてもスムーズに開発を始められます。
試しながら学べる設計になっているので、最初から全機能を覚える必要はありません。
私の場合も、次の流れで習得しました。
- フローを試作してみる
- 分からない部分をGoogle検索
- 必要に応じてAIに質問
この「実践ファースト法」が、最速で成長できるコツです。
実体験|私が最初に作った自動化フロー
最初に作ったフローは、Excelの更新通知です。
私の職場では、SharePoint上にExcelの業務マニュアルを保存していました。
このファイル更新に気づかず、古いバージョンのマニュアルを使ってしまうミスが起こりました。
そこで、Excelが更新されたらTeams上で通知がくるフローを作成しました。これにより即座に更新に気づけるようになりました。
初心者でも数クリックで、業務改善を実感できました!

しろろ
本や講座を買わなくても、実践しながら学べるのがPower Automateの大きな魅力です!
Power Automateの始め方
では、実際にどうやってプログラムを作っていくのか?
2通りの方法で進めていくといいと思います。
試しにフローを作ってみる
Power Automateの作成画面で、いろんなアクションを入れてみて、どのように動作するかを確認してみましょう。
下記画像は、フローにアクションを追加しようとしています。
アクション名からどのような動きをするのか分かると思うので、どんどん試していただき、Power Automateの仕組みを学んでもらえればと思います!

私はこの方法により、各アクションでできることなどを確認し、Power Automateでできることを学びました。
この経験の積み重ねにより、複雑なフローを組めるようになりました!
作例を真似してフローを組んでみる
前者の方法だと作るフローをイメージできない場合、ブログのフロー作成記事を参考に作ることをオススメします。
私の記事で紹介したフローでもいいですし、「Power Automate 初心者」とウェブ検索して出てきたフローも参考になります!
まずは手順を追いながら同じフローを作り、次に設定を変えて応用バージョンのフローを作ってみてください。
Power Automate開発で役立つサイト
フローの作成に役立つサイトをご紹介します!
Power Automateでのプログラム作成方法が分からない
Power Automateのコード作成画面にアクセスするまでに、いくつかの手順が必要になるので、その途中で行き方が分からなくなってしまう方もいらっしゃると思います。
以下の記事で分かりやすく説明されているので、ぜひご確認ください。1
また、こちらのブログでは、アクションの使用方法も詳しく紹介されているので非常に参考になると思います!
記事の作成から数年たっていますが、今でも十分役立つ情報が満載です。
アクションやトラブルシューティングを網羅的に確認したい
公式のMicrosoft Power Automate ドキュメントがあるので、こちらも活用するとよいかもしれません。
Power Automateのトレーニングではフロー作成を丁寧に紹介していますし、エラーの対処方法も載っているので情報満載です。
しかし、画像が少ないページもあるので、見にくく感じられる部分もあるかもしれません。
【発展編】アダプティブカードのJSONコードを工夫したい
最初はウェブサイトなどの例を参考にカードを作成すると思いますが、自分好みのカードを生成したいですよね?
そんな時は、Adaptive Card Designerへアクセスし、

左端のElementsから自分が設定したい項目を選ぶと、真ん中のウィンドウでカードのデザインが表示されます。
CARD STRUCTUREで項目をクリックすると、ELEMENT PROPERTIESで設定を変更できます。
たとえば、以下の画像では、CompoundButtonを以下のように設定しました。
- Title:本日は出社しますか?
- Description:はい
- Select action:Action.Submit

このサイトを使えば、あなたが思っていたカードを作成できると思います。
AIの活用で、さらにPower Automate開発を加速する!
思っていた解決策が見つからない時は、生成AIに相談してみましょう。Microsoft CopilotやChatGPTを活用すると、次のことが可能です。
- アクション選択の最適化
- 作ったフローのエラー修正
- 条件分岐やループ処理のコード提案
AIに質問する時は、以下のように具体的に伝えましょう。
Power Automateのエラーについてご相談です。
以下に詳細を記載するので、対処方法を教えてください。
・フロー詳細
Excelファイルから従業員情報を読み取り、Teamsの特定チームに所属しているかを確認する。
所属していない場合はチームに追加する。
※アクティビティの流れを文章または画像で提示できると、さらによいです。
・エラー内容
〇〇というアクションで××というエラーが出ました。
このアクションでは、▽▽という設定にしています。

しろろ
特に、CopilotはPower Automateと連動できるので、実際に組んだフローを直接確認し、エラーを修正してくれるのでオススメです。2
まとめ
今回はPower Automateは本不要・無料で始める方法をご紹介しました。
まずは触ってみて、真似して作ることが上達への近道です。
基本的に、フロー作成で困った時は、ウェブ検索とAI活用で切り抜けられます。
少しずつアレンジを加えて、自分だけのフローを作ってみてくださいね。
FAQ|Power Automate初心者のよくある質問
Q1. Power Automateは無料で使えますか?
Microsoftアカウントがあれば無料で使えるプラン(30日間の試用版)があります。
詳しい料金は下記サイトでご確認ください。
Power Automate の価格 | Microsoft Power Platform
また、DX推進をしている企業であれば、既に導入されている可能性もあります。社内ホームページや上司に確認するとよいかもしれません。
Q2. Power Automate Desktopとは?クラウド版との違いは?
以下のような違いがあります。
Power Automate(クラウド版):オンラインサービスやクラウドアプリを自動化
Power Automate Desktop:PC上の操作やローカルアプリを自動化
Q3. エラーが出たときはどうすればいいですか?
フローの実行履歴を確認し、エラー箇所の詳細をチェックしてください。
また、Microsoft公式ドキュメントや生成AI(Copilot、ChatGPT)にエラー内容を入力すると解決策が見つかることが多いです。
Q4. プログラミング未経験でも大丈夫ですか?
はい、フローの作成はドラッグ&ドロップ操作が基本なので問題ありません。
ただし、条件分岐や式を扱いたい場合は、簡単な関数や構文を学ぶと便利です。
最後に
まずはお金をかけずに、Power Automate開発を初めていただければと思います!
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お金をかけずに業務効率化をしたい方は、以下の記事もおすすめです。
業務効率化に役立つソフトウェアを以下の記事で紹介しています。ぜひご確認ください。
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